詩 蝶の使い 2024.08.15 夜咄頼麦 車を停めて坂を下ると 石造りの墓が整然と並んでいる 右手には持参した花を 左手には水を汲んだバケツを持ち 照りつける太陽の下 ご先祖様の眠る場所を探す 一人で来るのは初めてだったから 暫しの間、立ち尽くした 吹き抜ける風…
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