こちらのページにある文章はご自由に朗読していただけます。原作のURLを使用作品に掲載の上、YouTube上での朗読、声劇、そのほか音声表現活動等でお使いください。
詩
さらば夏よ
火照った体をそのままに 水辺のベンチで靴を脱ぐ 山雀たちは実をつつき まぶたを閉じると蝉の声 木陰を抜けて冷やされた 涼やかな風に身を晒し 名残り惜しむは夏の日々 おかわり要らぬ夏の日々
こちらのページにある文章はご自由に朗読していただけます。原作のURLを使用作品に掲載の上、YouTube上での朗読、声劇、そのほか音声表現活動等でお使いください。
詩
火照った体をそのままに 水辺のベンチで靴を脱ぐ 山雀たちは実をつつき まぶたを閉じると蝉の声 木陰を抜けて冷やされた 涼やかな風に身を晒し 名残り惜しむは夏の日々 おかわり要らぬ夏の日々
詩
くるりワルツを舞うように雀がついばみ落つ桜今を盛りと咲きながら地に這う姿は哀れなり はらりバレエを舞うように風にあおられ落つ桜己が命を全うし地を染む姿も哀れなり
詩
水の冷たさに耐え音も立てずに忍び風が吹けど動じず好機をものにする あの白鷺のように誰にも媚びないで静かにしなやかにわたしは生きたい
詩
自分のいのちを精一杯 叶えるときひとは充実を得て生きる意味を知る 自分のいのちがどうにも 叶わぬときひとは苦悩を抱え生きる矛盾を知る 自分は自分にしかなれない その絶望その罪悪胸に纏う不安さえも喰らって生きていかねばなら…
詩
僕は僕のことを何も知らないあの岩肌に思いっきり僕の身体を投げつけて骨も細胞も何もかもそれは盛大に叩き割れば少しは僕のことがわかるだろうか 僕は僕のことを何も知らないあの滝つぼに切り裂いた僕の身体を放り込み血も内臓も何もか…
詩
まず、のぼる山を間違えちゃいけないちょっとおさんぽのつもりがしっかり登山になることもある みちの景色も、楽しまなきゃいけないせっかく美しい眺めなのに見落としていてはもったいない やがて、ゴールを決めなきゃいけないまだまだ…
詩
山の階段のぼったらどんぐり一つおちてきたこんこんころりん転がってひだりのくつのつま先へ くつに蹴られたどんぐりはまっすぐみぞに落ちてったもしもわたしがいなければまだまだ下へ行ったろう 椅子に座って休んだら小鳥が一羽とんで…
詩
自分は何も悪くないと そう思っていても 世の中の気まぐれに 傷つけられることがある それはもう、仕方ない どうすることもできない あの人の機嫌が悪かったか お腹が空いていたか 妬みでも抱えていたか どうせそんなところだ …
詩
ことばをかけるよりも いっしょにすごすこと あたまでかんがえるよりも おはなししてみること とりつくろうよりも すなおにうちあけること そしてしぜんなながれに みをまかせること
詩
山の奥のそのまた奥に 小さな森の湯があった 小さな小さな源泉に 浸かれるお猿は数えるほど 朝から晩まで休みなく みっちり誰かが浸かってる ぐつぐつ湧き出す源泉の 元々入った成分か 出ては入りをくりかえす 浸かったお猿の汗…
最近のコメント