幻の光

この寄る辺無き人生に

ただ光を見出そうと

我ら皆、眼を見張る

ひとつ、またひとつと

眼前の闇のその先に

儚く朧げな光を見出し

我ら一歩一歩を踏み出して

街灯に群がる虫の様に

その光に向かう

闇を彷徨い暗がりに眼を凝らし

這々の体でたどり着いたその光は

何時も跡形なく手の内で霧散し

視界の隅に消えゆくばかり

それでも我らは探し続ける

いつかこの手に光が残るその日を夢見て

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1 個のコメント

  • 今宵は先日の配信でスラスラと口から流れるように出てきた言葉たちですね。
    酔った状態にも関わらずその時の心情が滲みでたのでしょう。
    頼麦さんの言うように私達は何かの「光」を求めて生きているのかも知れない。
    私達、少なくとも私は生きていく上で。こんな事が起きるなんて?と驚く事も多々ありました。病にしろ事故にしろ、
    思い描く理想とは違ったけれども、その現実を受け入れる柔らかい心が大切なんだと思います。  

    昨日「ブレーメンの音楽隊」につ隠されたメッセージというものを聴きました。
    読み聞かせで聴いているので興味を持ちました。
    要約すると
    ・困難に立ち向かう勇気→苦しい現状を脱し音楽隊になる。
    ・協力の力 個々では力不足でも協力することで成果を生み出せる。
    ・意外な結末 最初に掲げた目標が全てではなく、過程やそこで得られるものが大切であること。
    つまり、「ブレーメンの音楽隊」は4匹の動物を描くことで勇気、協力、柔軟性を伝えている。…と。

    確かに、困難から音楽隊になるという希望に一歩踏み出し
    4匹は力を合わせて安住の住処を見つける。
    目的には到達出来なくても理想とは異なっているけれど、かれらはそこで迫害に遭わず穏やかに過ごして行ける。

    既にクリエーターとして立ってらっしゃる頼麦さんが求められている光がなんなのかはわかりません。
    けれど、私はその光を既に見つけていますよ!!

    それは[夜咄頼麦さん]あなたです!!

    昨年夏、消せない悲しみを抱えてしまいました。
    新美南吉の「かぶと虫」の幼い主人公のように。
    けれど、泣くことは未だにありますが、落ち込むことはありません。
    睡眠導入動画「悲しみを浄化する」のお陰です。
    これだけではありませんが…  
    話が脱線してきましたので この辺で・・・
    ★総括★
    頼麦さんの手に残った最後の光を命の続く限り見届けたい所存です!!

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