安物買いの銭失いという言葉がある。「物」と言っているが、物に限らずサービスでも同じだ。
今年は梅雨と言っても連日の猛暑である。気象庁は来週、早期の梅雨明け発表を検討しているそうだ。実現すれば記録上、たった二週間の梅雨となる。しかも、実際に雨の降った日は数えるほどだ。とにかく暑い。
二千円で予約した格安の宿、所謂カプセルホテルの一室に身を置いて感じた。暑過ぎる。民間の運営する施設で、カプセルに換気扇を設置していないことが原因のようだ。狭い室内に滞留する熱気で汗が止まらない。苦行でしかない。
「せっかく宿を探して落ち着いたのだ。朝まで我慢して過ごそう」と囁く心の声に一瞬耳を傾ける。しかし、とても快適には眠れそうになかったので、三時間ほど滞在して抜け出した。それ程の暑さだった。
移動した先は安めのビジネスホテル。決して高級な宿ではない。しかし、先の経験から、快適な室温、備え付けの水回り、ブライバシーの確保には一層の価値を感じる。価値が相対的に決定された瞬間である。
この出来事から学んだことは次の通りだ。
①不満は強い行動の動機になる
②何事もケチり過ぎてはならない
③相対的な価値決定が存在する
二千円は勉強代と思えば安いものだ。それに、三時間の滞在でたくさん汗を流せたわけだから、サウナに行ってきたと思えばいい。ものは考えようである。
新しい滞在先では、机の引き出しに古典文学を発見した。丁度興味があって読み進めていたものの別訳だ。ご縁にも恵まれ、至れり尽くせり。一晩では流石に読み切れないので、同じ書籍が家に届くように手配しておいた。帰りが楽しみだ。
思い通りにいかない展開が常の人生。楽しく読み替えて乗り切っていこうと思う。
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サウナで一晩過ごすような形にならず、ひと安心ですね。就寝中の熱中症も多いようですよ。
旅先で滞在する場所で、その旅の印象もガラリと変わりますよね。普段の生活のありがたみも再確認です。そんなところも、旅の醍醐味かな?普段なかなか感じないことも、旅先では色々感じますね。
ポジティブに読替えて、思い替えて、思考を切り替えて。大事ですよね。
ついつい、マイナスにとらえてしまいがちな自分。頼麦さんやポジティブな人の考え方は、本当にありがたい。わかっているものの、つい不幸を見付けがち。負のスパイラルに囚われないよう、ポジティブな言葉たくさん聴いてにこにこ日々過ごせるよう尽くします。
良き旅を。
人生は知恵だけでは幸せにはなれないと思います。
かと言って苦労をすればいいものでもない。
そこで何を感じて どう乗り越えたかということが大事。
生きていると色んな事が起こります。
来る波 来る波…喜んでとは行かないけれど、乗り越えてやるという「心の勢い」が必要です。
波は色んなことを教えてくれる。
荒波もあれば静かな波もある。
その静かな波の流れのままに漂っているのもいいと思う。
頼麦さんは、波を受けてもがきながらも分析し楽しんでるきらいさえある。
そんなときだ!魂が磨かれるのは…と日記を読んでてそう思った。
現在を喜べない人は、いつになっても歓びは来ない気がする。
だから、頼麦さんは喜びの人で、幸せになる人だよ…と思った。
ただ泊まる為の宿も、心身共に落ち着かなければ意味がない。
安くとも従業員の所作、言葉一つで満足する場合もある。
逆に名前の知られた、高級なホテルや旅館などで、「うちは格式が違う」と客に思わせるような態度を取り「まぁそうなのだろう」と泊まる側も落胆な思いをしたならば、二度とそこには泊まる事は無いだろうし。
今年の2月、コロナ禍の為にほとんどのホテルの値段が安くなり、いつもなら泊まれ無いようなホテルを選んだ。フロントでの接遇マナーがなんとなく雑に感じたのは、値段を下げた分の接遇だったからだろうか?と感じたのはおもいすぎか?