詩 夢見の詩 2024.02.07 夜咄頼麦 季節外れの雪が降り 僕は夜明けを待っていた 目が覚め窓を開けたなら 全てがきっと真っ白だ 屋根も車も石も木も 傘も線路も土も葉も 何度も頭に描いては 心躍らせ目を閉じた 期待外れの光景が 僕の目覚めを待っていた 起き出し…
詩 壁 2024.02.06 夜咄頼麦 きのう あれほど越え難く険しかった壁が あまりにも高く あまりにも厚く 越える望みは無く思えた壁が たった一夜 君と言葉を交わしただけで きょう いつの間にか僕の後ろに立ち あまりにも柔く あまりにも強く 背中を支えてく…
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