水辺は既に肌寒い季節となった。
休日などは家族連れも多く、一人者には肩身が狭い。
餌やり禁止の看板の前で堂々と餌を与える子どももいる。
困ったものだが、鳥たちにはご馳走だ。
夕方近くになると次第に風が吹き始め、鴨たちは泳ぎ辛そうにしている。
浮き沈みする水面を泳ぎこなしながら、供物を口にするのは至難のはずだ。
うまくやる者と、うまくやれない者が表れてくる。
うまくやる者は肉付きが良く、そうでない者は痩せている。
どうも、人ごとには思えない光景だ。
思えば遠くまで来た。
波に呑まれて痩せ細っていたあの日を思えば、随分と好きに生かせていただいている。
足のかき方、首の伸ばし方、洞察力。
一つ一つ身につけた生きる術が、今の生活を支えてくれている。
人は弱い。
しかし、技術を身につければ上手く泳ぐこともできる。
いつか弱かった自分を支えてくださった方々に恩を返せるその日まで、技術の習得を惜しむつもりは無い。
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いつもありがとうございます。
これからも楽しみにしています。
人との、出会いで、成長していく
人間は、弱い者だから
一歩一歩前に、進んで行きたい
過去も、未来も、
自分だもんね
らい麦さん
優し心、ありがとう