悦ばしき知識

 

おじゃまします。らいむぎ(@rye_enjoy)と申します。

 

今回は完全にメモです。

 

お時間のある方だけ読んであげてください。

 

フリードリヒ・ニーチェ『悦ばしき知識』より

 

心に引っかかった本文を抜粋。

 

63星のモラル

 

お前の運命の軌道をゆけ、

星よ、闇がお前に何のかかわりがある?

天福に安らいこの世の時代を超脱して去れ!

世の悲惨に縁なく遠くあれ!

お前の閃きは最も遠い世界にこそふさわしい、

同情はお前にとって罪悪であれ!

お前に大事なただ一つの誡めはこれだ 清浄なれ!

 

59ペンが走らない

 

ペンが走らない、やりきれぬ!

こうも引っかからねばならぬとは業罰か?

ならばと勇敢にインク壺をわし掴みして

インクの流れも太ぶとと おれは書く。

なんと走ることか、こんなに力づよく、のびのびと!

なにもかにも何とうまく思いどおりゆくことか!

なるほど書き上がりははっきりしてないけれど

それがどうした?一体おれの書いたものを誰が読む?

 

55写実主義の画家

 

「自然を忠実に、完璧に!」 どんな具合に彼は始めるか、

自然が絵の中に収めつくされる日がいつかあるだろうか?

世界の極微の一片すらも無限である!

彼は結局自分が気に入ったものを絵に描く。

では 彼の気にいるものは何か? 彼が描くことのできるもの!

 

53『人間的、あまりに人間的』=ある本

 

来し方を思いやっているうちは、憂鬱で気おくれする、

お前自身が自分を信ずるとき、未来も信じられる。

おお鳥よ、お前を鷲の類いに入れようか?

それともお前はミネルヴァの愛児の梟か?

 

52足で書く

 

私は手だけで書きはしない、

足もつねに書き手に加わろうとする。

それは しっかりと、のびのびと、大胆に、

あまねく広野を また紙を 走る。

 

49賢者の曰く

 

民衆になじまず だが彼らのためになれと、

私はこの道をゆく、太陽ともなり雲ともなって

いつも彼ら民衆の頭上を超えて!

 

47没落

 

「彼は沈む、彼はいま落ちる」と、あちこちで君らはあざける。

ほんとうは、君らのところへ彼は下るのだ!

 

彼の超大な幸福が彼には耐えがたくなったのだ、

彼の超大の光が君らの闇を追い求めるのだ!

 

43勧告

 

君は名声を志すところあったのか?

それなら次の教えを肝に銘じるがいい

しお時を失せずすすんで断念せよ

栄誉を!

 

38信心家は語る

 

神はわれらを愛しなされる、われらを創造った方だから!

「神を創造ったのは人間だ!」と怜悧な君らは応えるだろう。

自分の創造ったものを、人間は愛するはずでないのか?

ましてや、自分が創造ったからには、否定できようか?

これはちんばの論法、悪魔の蹄をつけたもの。

 

33孤独な者

 

追従も指導も いやだ。

服従? いやなこと! だがまっぴら 支配も!

自分に恐れを抱かない者は、誰にも恐怖を与えはしない。

恐怖を与えるものだけが、他人を指導できるのだ。

自分自身を指導するさえ、私にはすでにうとましい!

私が好きなのは、森や海のけものたちのように

しばし自分を無くすること、

いとしい妄想に耽ってうずくまること、

やがては遠くから自分を帰れと呼びよせて

自分自身へとおのれ自らを 誘惑すること

 

27さすらいびと

 

「もう道はない! あたりは深淵、死の静寂!」

お前はこうなるのを欲した! 道を見捨てたのはお前の意志だ!

今が大事な時だ、さすらいびとよ! 今こそ冷たく冴えざえと見よ!

お前は破滅する、 危険だと 万一お前が思いこむなら。

 

25願いごと

 

私は沢山の人の心を知っている

それなのに知らない、自分自身が何者なのかを!

私の眼があまりと私自身に近すぎるのだ

自分が見るもの、見たもの、それは私ではない。

私が自分自身ともっと遠くに席をとれたら、

私もきっと一そう自分の役に立つだろう。

だからとて自分の敵ほどに遠くなってはいけない!

一番近い友とてすでに遠くにいすぎる

彼と私との中間のところにこそ!

おわかりか、私の願いごとを?

 

23解釈

 

私が解釈するとき、自分をそのなかへ挿しこむ

だから、私は自分では自分の解釈者となれない。

が、一筋におのれ独りの道を攀じる者、

その者が私の姿をも明るい光に引き上げる。

 

16上方へ

 

「山を登る最上のみちは?」

のぼりにのぼり、登るとの念すら捨てよ!

 

15錆

 

さびも要る 切れるだけが能ではない!

さもないと君は言われどおしだ 「若いわい!」

 

12光を愛でる者に

 

眼と念を 倦ませたくないとなら、

影のなかに太陽を追いかけろ!

 

9私の薔薇

 

そうだ!私の幸福 それはひとを幸福にしようとする、

すべての幸福は、幸福をこそ恵もうとする!

君たちは 私のバラを摘もうとねがうか?

 

巌と茨の生け垣とのあいまに

身をかがめ ひそまり 君たちは

しばしば指をくわえねばならぬ!

 

なぜとて私の幸福は 揶揄がお好きだから!

なぜとて私の幸福は わるさがお好きだから!

君たちは 私のバラを摘もうとねがうか?

 

7手引き(われと共に歩め 汝と共に歩め)

 

私の流儀と言葉に おびきよせられて

君は私に従うのか、私について来るのか?

ひたむきに忠実に君自身について行きたまえ

そしてこそ君は私に従うのだ 落ち着いて! 落ち着いて!

 

6世智

 

平原にとどまっているな!

高くも登りすぎるな!

この世の眺めの 上ない素晴らしさは

高さも半ばのところから こそ。

 

4対話

 

甲、私は病気だったのか? 癒ってしまったか?

私の医者は誰だったかな?

何もかも忘れはてたものだ!

乙、もう君は癒ったと 私は思うよ、

忘れた人は 健康だとさ

 

3ひるまずに

 

お前の立つところを 深く掘り下げよ!

その下に 泉がある!

「下はいつも 地獄だ!」、と叫ぶのは、

黒衣の隠者流に まかせよう

 

2私の幸福

 

求めること に倦みはててより、

見いだすこと を私は覚えた。

風に 遮られてからというもの、

どんな風をも追い風にして 私は帆を張る。

 

1招待

 

私の料理を試されよ、食道楽の諸君!

明日にはもう味よく召されて

明後日は いやが上に 美味とおぼされよう!

なおものお望みとあらば、

私の昔ながらの七つ道具は 勇を鼓し

奮って手並みのほどを新たにお見せしよう。

 

以上です!

 

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。

 

らいむぎ
わくわく、楽しんで生きましょう!

 

嵯峨ノ頼麦

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