ぐうるぐる
なにひとつ手につかなくて 日々もんもんと空を見る かつてはここを抜け出して 楽しく過ごせたはずなのに 何度もぐだぐだ考えて ああだこうだと考えて 同じところをぐうるぐる こねくり回してぐうるぐる だけど本当…
なにひとつ手につかなくて 日々もんもんと空を見る かつてはここを抜け出して 楽しく過ごせたはずなのに 何度もぐだぐだ考えて ああだこうだと考えて 同じところをぐうるぐる こねくり回してぐうるぐる だけど本当…
ああ 時間がない 時間がない 今日も明日も明後日も やるべきことで埋まってる きっとこんな日々だけが 死ぬまで続いていくんだろう まてよ それはいやだな 人はいつ死ぬかわからない 今日みたいな忙しい日が 最後の日だなんて…
お昼寝をしていたら 夢の中に懐かしい人が出てきた もう何年も会っていない人なのに やけにはっきりと現れた 今は何をしているんだろう 元気かな そんなことを考えながらうとうとしていて ふと、気づいた そうか あの人は僕の中…
小鳥が一羽なくなった まだ温かい身体を運び 柿の木の下に埋めてやった 盛り上がった土と 据え置いた石とを見つめていると 心に浮かんでいるものが 哀しみだけではないと気づいた そこには 罪の意識と 解放感とが混ざっていた …
あなたは人から離れては 価値観違いと言うけれど そんなの当たり前でしょう 違う人間なのだから あなたが人に近づいて うまくいかなかったのなら こう表現すべきでしょう 歩み寄れなかったのだと
久々に詩と向き合うと なんとも言葉が出てこない 久々に身体を動かすと なんとも動きがぎこちない 日々触れないと錆びるのに 僕らはなかなか触れない 自分の好きなことくらい 目のつくように置いとこう ある日とつぜん前ぶれなく…
どこで過ごすかではなくて だれと過ごすか考える なにを贈るかではなくて だれに贈るか考える どこに向かうかではなくて だれと向かうか考える なにを綴るかではなくて だれに綴るか考える
今見つめているこの空は 誰かが護って暮れたから ああ こんなにも紅々と 愛がにじんでいるのかな 今見つめているこの川は 誰かが護れず泣いたから ああ こんなにも蒼々と 哀をたたえているのかな 誰かの想いが形を成して 世界…
どんなにもがきあらがえど じぶんのみちはあらわれる ひとつひとつがかさなって じぶんのみちはしめされる ただあるくよりほかはない じぶんのみちにであったら ただすすむよりほかはない じぶんのみちとうけいれて えらべること…
叶えど絶えぬ人生に 遺せるものはなんだろう 浮つき揺れる人生に 動かぬものはなんだろう 逃げて逃げての人生に 味わうものはなんだろう 死に骨だけの人生に 花添えるのはなんだろう 転び落ち込み考えて 漸く知ったことなんて …
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