忘れじの詩

久々に詩と向き合うと

なんとも言葉が出てこない

久々に身体を動かすと

なんとも動きがぎこちない

日々触れないと錆びるのに

僕らはなかなか触れない

自分の好きなことくらい

目のつくように置いとこう

ある日とつぜん前ぶれなく

風邪をひいてしまったり

ある日とつぜん気に入った

何かを失くしてしまったり

気づいてからじゃ遅いのに

僕らはなかなか気づけない

だから気づいたことくらい

せめて大事に抱えよう

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2 件のコメント

  • 素直な詩ですねぇ。
    そのまんまの頼麦さんの姿がそこに在るのを感じます。

    私達には永遠という事はないですからね。
    時間も命も。
    出来るのにやらない
    やらないと錆びていくスキル

    忘れてはいけない事だけは目に付く所に置く私。
    なのに…ね。

    せめて好きな事くらい
    せめて気付いたことくらい
    少しずつ チマチマ触れて行きますよ私も。
    こころが錆びつく前に!!

  • わたくしごとですが介護生活を7年くらい続けたあと心身共にくたくたぼろぼろになりました。

    病気と本人に向き合って過ごしたつもりでした。
    けれど今も後悔が残ることばかりです。
    本人が亡くなったあとも残された人間の中に記憶として残っていきます。
    私の中に今でも痛みとして残り続け、ふと記憶が蘇っては泣く日々が数年続きました。
    少しずつ思い出し泣く日は減りましたけれど。

    介護について知ったことを言うつもりではありません。

    ご自身の体を大切になさってください。
    そしてご自分の信じる道を大切な方々と共に歩まれていってください。
    失礼致しました。

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