燃え広ぐ西の空の果て
遙かな浄土を目指す君
道中お障り無いですか
纏わる穢れは無いですか
慈しみ繋ぎ得た生命
大役と肝に銘じ付け
希林に賜りし言のまま
慎みお護り致します
どうか浄土の箱庭で
山法師の花を愛でながら
片生い途上の営みを
微笑み照覧くださいませ
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燃え広ぐ西の空の果て
遙かな浄土を目指す君
道中お障り無いですか
纏わる穢れは無いですか
慈しみ繋ぎ得た生命
大役と肝に銘じ付け
希林に賜りし言のまま
慎みお護り致します
どうか浄土の箱庭で
山法師の花を愛でながら
片生い途上の営みを
微笑み照覧くださいませ
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三法師の花。ハナミズキに良く似ていると言われていますね。
三法師は日本古来の、ハナミズキはアメリカからの外来種だとか。
街路樹に咲いているあの花は、どちらなんだろう?ハナミズキだとばかり思っていたのですが、車から見るだけなので判別がつきません。
でも、とても可愛らしくて目をひくお花。
次の休みに近くに車を止めて、近くで見てみたいなぁ。
大切に想う存在のことを遠くにいながらも護ろうとする人の言葉でしょうか。
そしてあなたは花を愛で微笑んでいてくださいと願っているような。
まるで過去世の記憶でも蘇るような
遠い遠い昔にこのように護られていたような
そんな錯覚を起こすような言葉ばかりで
日本はなんて美しい言葉の国なのでしょう。
魂は七日間ずつ修行を重ねて、四十九日に仏になると言います
今世の大役を終えましたら
遥かなる浄土の箱庭を目指し
山法師の花を愛で
愛するものたちを微笑みながら眺めていられたら本望と思うのです
亡き両親、兄もそうしてくれているのかな…
そんなことをふと…考えてしまいました
打算のない人としての深い慈愛と優しさを感じます。
どんなに力強い応援の言葉よりもゆっくりとまっすぐに伝わってくるものがあります。
心が暗くしずみそうになっても、この詩を読むと心がじんわりとあたたかくなってきます。
白装束を身に纏い長い長い旅路へと。
転生への道を辿るのならば
今度こそ苦しくなく痛くもなくと願う。
この詩の言葉のようになんの打算もなく
ただただ相手の心の安寧を願うこと。
それが真心というものなのかもしれないと
そう感じました。
とても好きな詩です。