肉体の暴露
僕は僕のことを何も知らないあの岩肌に思いっきり僕の身体を投げつけて骨も細胞も何もかもそれは盛大に叩き割れば少しは僕のことがわかるだろうか 僕は僕のことを何も知らないあの滝つぼに切り裂いた僕の身体を放り込み血も内臓も何もか…
詩
僕は僕のことを何も知らないあの岩肌に思いっきり僕の身体を投げつけて骨も細胞も何もかもそれは盛大に叩き割れば少しは僕のことがわかるだろうか 僕は僕のことを何も知らないあの滝つぼに切り裂いた僕の身体を放り込み血も内臓も何もか…
詩
まず、のぼる山を間違えちゃいけないちょっとおさんぽのつもりがしっかり登山になることもある みちの景色も、楽しまなきゃいけないせっかく美しい眺めなのに見落としていてはもったいない やがて、ゴールを決めなきゃいけないまだまだ…
詩
山の階段のぼったらどんぐり一つおちてきたこんこんころりん転がってひだりのくつのつま先へ くつに蹴られたどんぐりはまっすぐみぞに落ちてったもしもわたしがいなければまだまだ下へ行ったろう 椅子に座って休んだら小鳥が一羽とんで…
詩
自分は何も悪くないと そう思っていても 世の中の気まぐれに 傷つけられることがある それはもう、仕方ない どうすることもできない あの人の機嫌が悪かったか お腹が空いていたか 妬みでも抱えていたか どうせそんなところだ …
歌詠
涼やかな 夜風に触れて 乞い願う 雲のかなたに 群れる星々
詩
ことばをかけるよりも いっしょにすごすこと あたまでかんがえるよりも おはなししてみること とりつくろうよりも すなおにうちあけること そしてしぜんなながれに みをまかせること
詩
山の奥のそのまた奥に 小さな森の湯があった 小さな小さな源泉に 浸かれるお猿は数えるほど 朝から晩まで休みなく みっちり誰かが浸かってる ぐつぐつ湧き出す源泉の 元々入った成分か 出ては入りをくりかえす 浸かったお猿の汗…
詩
君はどう思う?この人生に意味があると思うかい?僕はないと思う勉強にも恋愛にも仕事にもあんまり意味はないと思うだって百年後には死んでるんだぜ?一から百まで数えてみなよあっという間に終わっちゃうよえ?もっと生きるって?それな…
詩
朝陽のさしこむ砂浜ですくった砂が輝いた例えで言っているんじゃない光を受けて輝いた 薄くのばして目をこらす無数の欠片が混じってる貝に、石英、もしくは骨かつての命の欠片たち 私も役目を終えたなら長い長い時を経てひんやり小さく…
日本昔話
キジも鳴なかずば 夜咄よばなし 頼麦らいむぎ 作 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この文章の著作権ちょさくけんは夜咄頼麦に帰属きぞくしますが、朗読ろうどくについての著作使用しよう権は解放かいほうしております。YouT…
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