夢見の詩
季節外れの雪が降り 僕は夜明けを待っていた 目が覚め窓を開けたなら 全てがきっと真っ白だ 屋根も車も石も木も 傘も線路も土も葉も 何度も頭に描いては 心躍らせ目を閉じた 期待外れの光景が 僕の目覚めを待っていた 起き出し…
季節外れの雪が降り 僕は夜明けを待っていた 目が覚め窓を開けたなら 全てがきっと真っ白だ 屋根も車も石も木も 傘も線路も土も葉も 何度も頭に描いては 心躍らせ目を閉じた 期待外れの光景が 僕の目覚めを待っていた 起き出し…
きのう あれほど越え難く険しかった壁が あまりにも高く あまりにも厚く 越える望みは無く思えた壁が たった一夜 君と言葉を交わしただけで きょう いつの間にか僕の後ろに立ち あまりにも柔く あまりにも強く 背中を支えてく…
生きるって 簡単なことじゃないな 抱えるものが多くて つぶれそうだ 脱ぎ捨てられたら どんなにいいか あの日の誓いも 忘れるくらいに 生きるって 簡単なことじゃないな 聞こえる声が多くて つぶれそうだ 独り…
僕らきっと同じ空の下に居たんだ どれだけ時差があろうともね 僕らきっと同じ空の下に居たんだ どれだけ距離があろうともね 時には辛いことに心を痛めて 自分の不幸を呪ったりしたんだ 時には哀しいことに囚われて 自分の殻にこも…
こんなはずではなかったのに こんなはずではなかったのに こんなはずではなかったのに こんなはずではなかったのに 気づかぬほどの過ちが 知らず知らずに重なって 取り返せぬほどになり 台無しになる時がある こんなはずではなか…
こんな日のため生きている そう言い切れる時がある 芋虫に皆で叫んだり 贔屓の店で唸ったり 安い遊びに興じたり 暮れる空に見惚れたり こんな日のため生きている そう言い切れる時がある こんな日のため生きている そう言い切れ…
だれかになじみたいのなら ただ ただ そばにいることだ あいてが うれしくあろうとも あいてが かなしくあろうとも たがいにちょうどよいきょりで ただ ただ そばにいることだ どこかになじみたいのなら ただ ただ そこに…
結局のところ 自分は自分にしかなれないらしい いかに 隣の芝を見ようとも いかに 対岸に憧れようとも 結局のところ 自分は自分にしかなれないらしい
なにひとつ手につかなくて 日々もんもんと空を見る かつてはここを抜け出して 楽しく過ごせたはずなのに 何度もぐだぐだ考えて ああだこうだと考えて 同じところをぐうるぐる こねくり回してぐうるぐる だけど本当…
ああ 時間がない 時間がない 今日も明日も明後日も やるべきことで埋まってる きっとこんな日々だけが 死ぬまで続いていくんだろう まてよ それはいやだな 人はいつ死ぬかわからない 今日みたいな忙しい日が 最後の日だなんて…
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