またね

気をつけてってなんだろう

なんだかピンと来なかった

言われなくてもそうするし

心なくうんと応えてた

暗い路地には入らない

車にだって近づかない

家まで帰ってくるなんて

当たり前だと思ってた

でも

気をつけてってなんなのか

大きくなってわかったよ

人は突然いなくなる

明日も一緒かわからない

今となりに居るのって

まったく奇跡だったんだ

あの日の母のひとことは

心からの言葉だったんだ

ああ

僕もいつの日か

心から誰かを見送りたい

見えなくなってしまうまで

また会えるように見送りたい

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3 件のコメント

  • 何気なく使われている言葉ですが、奥深さを歳を重ねるごとにその深さに気がつく。
    誰かと共に居る奇跡。誰かが側にいてくれる幸せ。
    当たり前に思わず、今この瞬間を時を大事に過ごしたいです。

  • どうしても親目線になってしまい、胸がいっぱいでした
    ひとり暮らしをして、今年で14年目になる我が子
    時々しか帰っては来れませんが、帰るときはやっぱり

    気をつけてね   うん、お父さんお母さんもね
    またね      うん、また来るね

    車が見えなくなるまで、あの角を曲がるまで、
    いや、見えなくなっても暫く見ていたり、
    (私も、いつの日かこんなふうに誰かを見送りたいな)
    と、思ってくれたらいいな

    素敵な詩を、ありがとうございました

  • 「じゃあ、またね!」とバスから降りて右と左に別れてそれぞれの家に帰った。
    20才の某月の26日、給料日。
    28日の朝、出勤した私は、係長から一枚のメモ用紙を渡された。「この人の退職金を 算出して!」メモ用紙には、二日前に
    帰り道一緒だった同級生の名前があった。「間違いではないのですか?」間違いではなかった。給料日は寝たきりのお父さんに渡すために、寄り道せずに帰り、よく27日に20才を迎えた友人と飲み、無免許で友人のバイクに乗り、カーブを曲がれず電柱に激突!亡くなった!
    26日、給料日、あの日の会話は
    決して忘れない、半分冗談、本音も混ざった、楽しいひとときだった。

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