あなたにとられた腕ひとつ
そっと抜こうとしたけれど
起こしてしまうと思ったら
動けなくなってしまったよ
夢へ飛び立っていったのは
まるで小さなパイロット
今ごろすきな夢をみて
たのしく遊んでいるだろう
あなたもいつか大きくなり
だれかの眠りをさそうかな
そのとき今と同じよな
やさしい目ならいいのにな
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詩 夜咄頼麦
あなたにとられた腕ひとつ
そっと抜こうとしたけれど
起こしてしまうと思ったら
動けなくなってしまったよ
夢へ飛び立っていったのは
まるで小さなパイロット
今ごろすきな夢をみて
たのしく遊んでいるだろう
あなたもいつか大きくなり
だれかの眠りをさそうかな
そのとき今と同じよな
やさしい目ならいいのにな
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彼女や奥さんに対しての詩かと思いきや、お子さんが対象かな?
寝かし付け上手なパパさんに、心地よく寝息をたてる子どもの様子が目に浮かびました。
家族の温かなゆるやかな時間ですね。
頼麦さんは、本当に素敵なパパさんになりそうです。
温かなご家庭築けますように。
夢の中を飛びまわる小さなパイロット。まるで、らいむぎさんのようですね。だとしたら、そのあなたもきっと、大きくなってもやさしい目をしているのかな?
ほんわかしていて素敵な詩ですね
就活が始まる息子から、「県外に就職することにしたよ」と、報告を受けた次の日に、この詩が公開されました。ちょうど彼のこれまでを振り返っている時でした。読みながら、彼が幼い頃はこの詩の通りだったな…と涙が。もちろん成長を嬉しく思う気持ちでいっぱいです。でも少しだけ寂しい気持ちもありました。この詩はそんな私の心に寄り添って穏やかにしてくれました。ありがとうございました。これからも彼の進む道を変わらず応援していこうと思います。