だれかの気を引きたくて
筆箱を隠してみた少年
持ち主は授業で困り果て
みんなの前で叱られた
みんなの前で謝った
心の底から謝った
心の底の言葉には
気持ちの分の重みがある
重みのある言葉たち
つかえる人間になれたなら
筆箱なんて隠さずに
だれかと仲良くできるかな
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詩 夜咄頼麦
だれかの気を引きたくて
筆箱を隠してみた少年
持ち主は授業で困り果て
みんなの前で叱られた
みんなの前で謝った
心の底から謝った
心の底の言葉には
気持ちの分の重みがある
重みのある言葉たち
つかえる人間になれたなら
筆箱なんて隠さずに
だれかと仲良くできるかな
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少年の可愛らしさが際立つ詩ですね。
気を引きたかっただけなのに。
ちょっとしたイタズラ心でやった行為なのに。
すごく困らせてしまつた。
みんなの前で恥ずかしい想いをさせてしまつた。
少年は後悔しきり。
謝るのはこの僕なのに。
けれども少年は気がついた。
心からの言葉には想いという言葉の重さが込められている。いつか僕も重みのある言葉を心の底から発したい。
少年の心の成長を微笑ましく読みました。