今この二本のあしで
ずんずん進んでいる
じりじり黒く灼かれた
コンクリートの道は
僕らにとっては都合がよいが
彼らにとっては都合がわるい
彼らが対岸へわたるには
命をかけねばならない
命をかけた結果
志なかばで踏まれ
干からびた者を
僕は何度も何度も目にして
踏み越えてきたんだ
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今この二本のあしで
ずんずん進んでいる
じりじり黒く灼かれた
コンクリートの道は
僕らにとっては都合がよいが
彼らにとっては都合がわるい
彼らが対岸へわたるには
命をかけねばならない
命をかけた結果
志なかばで踏まれ
干からびた者を
僕は何度も何度も目にして
踏み越えてきたんだ
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蛙の目線かしら?蜥蜴かしら?
見る目線が変わると、便利だと思っているのは人間ばかりで、自然界からしたら迷惑極まりないことって沢山あるのでしょうね。
世の中の人間という生き物が半分ほどになると、今騒がれている環境問題などの大半は解決するのだそうです。
便利というのも、色々考えものなのかも知れませんね。
多少不便なくらいが、調度良いのやも。
この詩を読んで、「像が一足動くだけで、たくさんの蟻が踏み潰されて死んでしまう。
でも、その蟻達も、像を殺すことが出来る」というお話」を
思い出しました。
私達が一歩ずつ歩くだけで、いろんな者たちを踏み潰しているのですね。
私達は、お魚やお肉や野菜も頂いて生きています。
そのことを、心で知っているだけでも良いのではないかと思います。
知ってますか?
蟻って、体長の何十倍もの高さから落ちても
平気なのです。
人間の比ではないのです。
あんまり考えすぎないで。
お外に出られなくなってしまうから。
良い旅ができますように!!
でも、また、頼麦さんの詩を読んで、大切なことを、
認識しましたよ!! ありがとう
気温30度を超える炎天下の下、アスファルトの道を「職場までたどり着けるかな」と滝のような汗をかきながら息をふぅ…と吐いて歩きました。
近頃の天候は決して大げさではなく死に直結する場合もありますね。
終戦記念日の今日ふとこの詩を読んでその昔、語りべさんから聞いた話を思い出しました。
原爆が投下された後に被爆した人々があまりの熱さに水を求めて川に入り、ぎゅうぎゅうに…川が真っ黒に見えるほどの人達がひしめいた…と。
想像するだけで恐ろしくなります。
戦争を知らない私たちが出来ることは多くないかもしれません。
過去の尊い命が残してくれた今の世を大切に生きること。
「平和」に感謝することなのもしれませんね。