死の川

今この二本のあしで

ずんずん進んでいる

じりじり黒く灼かれた

コンクリートの道は

僕らにとっては都合がよいが

彼らにとっては都合がわるい

彼らが対岸へわたるには

命をかけねばならない

命をかけた結果

志なかばで踏まれ

干からびた者を

僕は何度も何度も目にして

踏み越えてきたんだ

スポンサーリンク

2 件のコメント

  • 蛙の目線かしら?蜥蜴かしら?

    見る目線が変わると、便利だと思っているのは人間ばかりで、自然界からしたら迷惑極まりないことって沢山あるのでしょうね。
    世の中の人間という生き物が半分ほどになると、今騒がれている環境問題などの大半は解決するのだそうです。
    便利というのも、色々考えものなのかも知れませんね。
    多少不便なくらいが、調度良いのやも。

  • この詩を読んで、「像が一足動くだけで、たくさんの蟻が踏み潰されて死んでしまう。
    でも、その蟻達も、像を殺すことが出来る」というお話」を
    思い出しました。

    私達が一歩ずつ歩くだけで、いろんな者たちを踏み潰しているのですね。

    私達は、お魚やお肉や野菜も頂いて生きています。
    そのことを、心で知っているだけでも良いのではないかと思います。

    知ってますか?
    蟻って、体長の何十倍もの高さから落ちても
    平気なのです。
    人間の比ではないのです。

    あんまり考えすぎないで。
    お外に出られなくなってしまうから。
    良い旅ができますように!!

    でも、また、頼麦さんの詩を読んで、大切なことを、
    認識しましたよ!! ありがとう

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    CAPTCHA