青春

先頭でバトンを受け取って、

少年は懸命に走った。

先頭でゴールをするために、

少年は懸命に走った。

でも途中でバトンを落とし、

後の皆に抜かれてしまった。

面目のなさに視界はぼやけ、

転んだ脚もひどく痛んだが、

それでも少年は立ち上がり、

一心不乱に駆け出した。

全力に無理した脚は痙攣し、

まともに走れてなかったが、

ただ懸命にゴールを目指し、

歯を食いしばり駆け抜けた。

ゴールと同時に倒れ込み、

何も言えずにただ泣いた。

そこに駆け寄り来てくれた、

仲間の顔はくしゃくしゃで、

彼らは口々にこう言った。

いいものを見せてもらった

青春をありがとう

と。

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