2016年学会参加と被災地視察 旅の記録

 

おじゃまします。旅の振り返り中のらいむぎ(@rye_enjoy)と申します。

 

今回は、旅の記録です。

 

2016年 8/24〜8/27 福岡・熊本へ行った時の記録です。

 

学会への参加と観光、被災地の視察が目的でした。

 

当時の僕の文章なので、ちょっとかたいですが、貴重な写真がたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。

 

もくじ

1日目・2日目・3日目前半は福岡。

 

 

日本建築学会大会[九州]に参加。
会場は福岡大学で、大学から出張費が出た。
出張費は、本来は学会での発表を行うからこそ出るものだが、
今回は諸事情で発表ができず、便乗して参加する形となった。

 

しかし、裏を返せば。

 

これほど自由に立ち回れる学会は後にも先にもない筈である。
そこで、研究室の発表者のサポートを第一に、残りの時間は
主体的に動くことを自らに定めた。

 

 

興味のある研究や論文の発表は勿論のこと、
学会作品選集新人賞の記念講演会や、
所属する大学の先生が司会を務めるパネルディスカッション
(時間の都合上ディスカッションまでは居られなかった)など、
刺激ある時間を過ごすことができたように思う。

 

新人賞の、自己批判で締められる講演は用意周到に感じた。

 

主体的に動くと良いことがあるようで、新人賞記念講演会で
隣に座られた方がいつも論文を拝読している有名な先生。
少しだけお話しし、激励の言葉を頂いた(名刺が無くて失敗)。

 

日々研鑽を積む彼らと、自らの言葉で議論したい。
学会を通し、折に触れて強く思った。

 

 

学会や視察の後は夜の九州の街へ。
今回の出張を通じて驚いたのは、その活気だ。
日付が変わっているというのに、人通りが絶えない。

 

 

この人々の生む活気は、地の食と無関係ではないだろう。
とにかく、食べ物が美味しい。(美味しい!!!)
ラーメンは勿論、馬刺しは、言葉を失う美味しさ。
美味しさは誰もが無条件に共有できる。見習わねばならない。

 

枝豆すらも美味しく感じる。本当に住みたい。

スポンサーリンク

 

3日目後半・4日目は熊本。

 

先の熊本地震の被災地の視察が目的だ。

 

 

宿泊したホテルからの眺めにも、崩れた屋根の防水機能を
保持するためのブルーシートが散見される。

 

 

報道などでも多く取り上げられた熊本城は、石垣が脆く崩れ、
壁体には地震時に発生した応力通りのひびが見られた。

 

熊本市内から車で移動し、
訪れたのは最も大きな被害を受けたと言われる益城町。
地震の後、人々の生活は変化するというのに、
「危険」の貼り紙をして維持された倒壊物件が多く残っていた。

 

 

地元の木山神社の社殿も柱が折れ、
天井が床と接する異様な姿に変容していた。

 

 

倒壊物件の多くは当時の生活の様子を生々しく伝えており、
地震発生以前の生活の様子を想像することで漸く、
衝撃の連続で止まっていた感情が動き出した。

 

ここまでを見ると被災地は惨状ばかりのようだが、
何も対応がなされていない訳ではない。

 

 

避難所として短期間で設置されたテクノ仮設住宅団地は、
適切な素材選定や建物の配置、集会所の建設などにより、
共同体の形成されやすい環境が整備されていた。

 

既に各住戸に入居している人々が交流する様子や、
仮設住宅それぞれに個性が表れている様子からは、
理論を越えて、気持ちの温かくなる何かを感じる。

 

 

通り雨が降ったことで、空にはがかかっていた。

 

濃密な時間を過ごしても、記憶はどうしようもなく薄れる。
公的な投稿だが、一番は自分への覚書としての位置付けだ。

 

考えたこと、感じたことの本質はこの投稿で思い出せる筈。

 

日々を、緊張感を持って過ごしたいと思う。

スポンサーリンク

 

振り返って

 

2年前の僕が言う通り、人間の記憶はどうしても薄れます。

 

こうして記事にするまで、僕もうっすらとしか思い出せませんでした。

 

しかし、当時書いた文章や写真を見ると、鮮明に記憶が蘇ります。

 

今の僕が感じていること、体験したことも、未来の自分は忘れていきます。

 

そんな自分に、思い出すきっかけを与えられるような記事を書いていきたいです。

 

ではでは!

 

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。

 

らいむぎ
わくわく、楽しみ続けていきましょう!!

 

少しばかりの緊張感を持って。

 

嵯峨ノ頼麦

スポンサーリンク

1 個のコメント

  • 木山神社の惨状、、、今はどうなっているのか、気になります
    熊本城の復興状況は、目にしていますが、めげずに頑張っている人たちにこころから応援します

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA