米研ぎ

幼き日の母親は

美味しくなれ美味しくなれと

想いを込めて研いでいた

それを真似した少年は

美味しくなれ美味しくなれと

想いを込めて研いでいた

そして時代は移りゆき

お米を研ぐ必要はなくなった

便利になるのはいいけれど

お米に込める時間を愛を

失うようで寂しくなった

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1 個のコメント

  • 米研ぎ
    美味しくなれと気持ちを込める母親とそれを受け継ぐ少年の姿。
    良いなあ。

    米研ぎは嫌いだった若い頃、
    寒い夜には、泡立て器なんて使ったり。
    直接冷たい水に触れずに研げる。

    お嫁に行って初めて知った。
    お米一粒一粒に、神様が居るんだと。
    しかもそれぞれ7人も。

    罰当たりな事をしていたんだなあ。

    けれど、神様は優しくて、ご飯を大好きにしてくれた。
    白ご飯も、炊き込みご飯も、チラシ用のすし飯も、米から炒めてピラフなど。
    たくさん作って食べました。

    お米研ぎ 今もね。心を込めて続けています。

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