善心
あの日の善い行いを忘れない。 友人の心の痛みを見かねた いじめっ子との取っ組み合い。 おばあさんの落としたものを 手伝って拾ったお礼のいちご。 それと同じだけ あの日の心の悔いも忘れない。 道端で倒れ込むおじいさんに 駆…
あの日の善い行いを忘れない。 友人の心の痛みを見かねた いじめっ子との取っ組み合い。 おばあさんの落としたものを 手伝って拾ったお礼のいちご。 それと同じだけ あの日の心の悔いも忘れない。 道端で倒れ込むおじいさんに 駆…
長旅の疲れを癒そうと 調べて辿り着いたのは 普段は絶対に入らない 小さくお洒落な珈琲店。 その日に入荷したゲイシャ種を せっかくだからと淹れてもらう。 由緒正しき品種だそうで じっくりじっくり淹れてもらう。 やっと出てき…
出汁めしは鶏に三つ葉が良い。 柔らかに輝く白ごはんに、表を香ばしく炙りあげた、もも肉を乗せる。 白ごまを軽くふりかけ、細かく刻んだネギと三つ葉で飾りつける。 鶏の、ほのかな紅に薬味の緑が映え、器の中は一枚の絵画のようであ…
あそこにパンが落ちてるよ こちらにタネ撒く人いるよ 私はパンを食べたいな 僕はタネを食べたいな 二人はどちらも譲れずに ずっと仲良くとまってる どこにも行けずとまってる
自分を満たすということ それは 誰かを満たすということ
香れば香るほど愛しくなる 叶うならずっとこのまま 香っていたいといつも思う 時が流れ いつか遠い場所で共に漂い 同じ土を踏んだ人に 同じ海を舐めた人に 同じ風を感じた人に この旅路の香りが 届いてくれたら幸せに思う
雲の切れ間に朝焼けが滲む。 ぼくの冷え切った不安も、 やりきれない後悔も、 全て包み込んで染めていく。 ああ、綺麗だなあ。 ぼくも、そうなれるかなあ。
澄み切った碧い海を望む斜面に 頭を垂れてほの甘い香りを放つ 儚げな水仙を思う あの時に香った花々は また季節を一巡りして 遠い越前の国で誰が為でもなく 風に揺られ咲いているのだろう
この前は刻みが足りなくて、 にんじんが生焼けになっちゃったから、 今度は細かく刻んでみよう。 この前は味付けが少なくて、 ライスの味がうすくなっちゃったから、 今度は多めにつけてみよう。 この前は余熱を入れすぎて、 たま…
周りに迷惑をかけたくない。 周りに頼らず生きていたい。 周りのみんなに申し訳ない。 周りの期待に応えなきゃ…。 こんなことを感じている時、 この文章を読んでみてください。 誰かがあなたの辛さを察して、 頼って…
最近のコメント