かなしみ
くちをつぐんで泣くあなた みつめるだけしかないあたし どうにもできない哀しみが あなたのなかにはあるんだね あなたのせおう哀しみは あたしにはわからないけれど あなたのせおう哀しみを 思いやることはできるはず あなたのせ…
くちをつぐんで泣くあなた みつめるだけしかないあたし どうにもできない哀しみが あなたのなかにはあるんだね あなたのせおう哀しみは あたしにはわからないけれど あなたのせおう哀しみを 思いやることはできるはず あなたのせ…
冬の夜のなんと恐ろしいことか 痛いほどしびれる手先 ちぎれんばかりの耳 芯まで忍び寄る冷気 冬の風のなんと冷酷なことか みるみる奪われる体温 焦りで満ちる心 身体を震わせる魔物 温もりのなんと幸せなことか あたたかい部屋…
からだがうごくと あたまもうごく あたまがうごくと こころもうごく からだがやすむと あたまもやすむ あたまがやすむと こころはあそぶ
双子と月 夜咄 頼麦 作 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いください。 その際、この原作ページのU…
はたらかなくちゃいきられない なんだいそりゃあおかしいよ ニンゲンってのはふしぎだね おれらことりをみてごらん とんであそんでみをくって ふんしてたねをはこぶのさ ソンザイカチなんてかんがえない いきてるだけでまわるのさ…
よく遊ぶこと よく食べること よく学ぶこと よく眠ること 旅をすること 本をよむこと 自然にふれること 芸術にふれること まずやってみること 本気でとりくむこと つづけること 見切りをつけること 恋をすること 自分を見つ…
いつもはみえているものが きょうはなんだかうわのそら 木々も小石も青空も なにものこらずながれてく いつもはきこえているものが きょうはなんだかうわのそら 風も小鳥も川水も なにものこらずながれてく だれもしらないこのき…
小さくてもいい 続けること 扉をひらくには 続けること 小さくてもいい 愛すること 窓をひらくには 愛すること
大事にしていた小さなくるみ なくして落ち込み泣いていた 何かの身代わりになったのよ 先生の言葉に救われた 大きくなって山の中 小さな滝を訪れた 滝をくぐれば夢叶う ずぶぬれながらくぐったら 水でしめった小さなくるみ よご…
朝起きて淹れたぬくい紅茶 抱いて眠った丸い湯たんぽ 野菜のごろごろ入った味噌汁 壁にぶら下げた季節のかざり 手になじむ古いボールペン 爽やかに拡がるレモンの香水 旅先から持ち帰った王子の絵 のびのびできる大きな布団 生活…
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