いちど失ってしまったら
にどとかえることはない
忘れじとつよく念じても
無情にきおくは薄れゆく
あの日の笑顔も団らんも
あの日の喧嘩も約そくも
きおくの底にしずんだら
どこかぼやけて目に映る
あの日が常でないならば
この日も常でないだろう
生ける奇跡をきざみこみ
喜びかみしめ目を閉じる
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詩 夜咄頼麦
いちど失ってしまったら
にどとかえることはない
忘れじとつよく念じても
無情にきおくは薄れゆく
あの日の笑顔も団らんも
あの日の喧嘩も約そくも
きおくの底にしずんだら
どこかぼやけて目に映る
あの日が常でないならば
この日も常でないだろう
生ける奇跡をきざみこみ
喜びかみしめ目を閉じる
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確かに無情にも薄れてゆく記憶もありますが、なぜか鮮明に残る記憶もまたあります。
覚えていたい記憶程、色褪せるのは早く、いつまでも鮮明な特にこれと言って何か合ったわけでもない記憶は変わらない。不思議なものですね。
今この時、この瞬間を自分の目で耳で鼻で肌で感じ、少しでも多くの出来事を自分のフィルムに残したいものです。
色褪せても、覚えていられるように。ふとした瞬間に思い出したり出来るように。心の動く体験をたくさん重ねたいです。
私も、忘れてしまいたくない思いの記憶が、薄れていく事に、せつなさややりきれない思いがこみ上げることが、あります。そんな時、1つだけ、心にとめておくことがあります。そこから、たどりながら思い返しています。忘れたくないから。