勝ち負け
大きなつぼみが言いました わたしの方が早そうね 小さなつぼみがいいました いやいやわたしも負けません 大きなつぼみと小さなつぼみ 今か今かと待ちました 温い陽の差す春の日を 今か今かと待ちました やがて春が訪れて 大きな…
大きなつぼみが言いました わたしの方が早そうね 小さなつぼみがいいました いやいやわたしも負けません 大きなつぼみと小さなつぼみ 今か今かと待ちました 温い陽の差す春の日を 今か今かと待ちました やがて春が訪れて 大きな…
雪色心中 夜咄 頼麦 作 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いください。 その際、この原作ページのUR…
木陰に入る 寒風に吐く息白く 踏む側を水がささやく 目を凝らす 見捨てた景色白く 湿地の命を氷が這い張る はらり散る葉は温い地探し 草木は初霜に震える かじかむ空には皆同じ 足並み揃う冬はじめ
何もできない 重い無念を枕に預けて 天井を見つめるしかない 浮き抜けた自分に伝う 人生を楽しんでくれ 繋がりに報いてくれ 決して忘れるなよ 重い無念を 決して忘れるなよ
思い通りにいかないことがあって なにかに辛くあたったり 力まかせになってしまう どうにも思いなやむことがあって わからないまま突っぱねたり 自分のなかで抱えこんでしまう そんな時は いちど立ち止まってみる 自分のこともか…
僕の身勝手な意図で誰かを悲しい境遇に追いやってしまったり、誰かを孤独にさせてしまったり、そういったことが本当に作品のためになっているのだろうか。 本当に描き出したい世界はそうじゃない。みんなが心温まったり、安らかになれた…
水鏡の傍で揺れる柳の葉は 映る自分に何を思うだろう 芝生をついばむセキレイは ぬかるみに何を思うだろう やるせなく風に吹かれる僕は 溶ける時に何を思うだろう 泡がはじけると波紋が生まれる 泡は波紋を見ることができない だ…
愛しいってなんだろう どうすれば感じられるんだろう それはきっと ほほえましい努力を目にするたび それはきっと 一緒に美味しいご飯をほおばるたび それはきっと 見知らぬ土地で生活を香るたび それはきっと あなたの内側にふ…
あんなに青かった木々もすっかり冬支度です。 朝方などはずいぶんと冷え込みますね。 皆さま、お風邪などひかれておりませんでしょうか。 温かくして、季節の変わり目を乗り切りましょうね。 火照った身体に冷たい風が心地よい水辺で…
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