手紙

青塗りのキャンバスに
白い絵の具をなすったような深秋の候

お元気になさっておりますでしょうか

これといった用事もないのですが

この朝を

些細なことも伝えたくなってしまうほど
ありふれた恋しい朝を

分けては揺れる世界を忘れてしまうほど
静かで穏やかな朝を

あまりに愛おしくて涙が頬をつたうほど
儚く優しい朝を

この

胸を締め付ける出逢いと別れのように
心揺られる懐かしい朝を


あなたにどうしてもお伝えしたくて
お手紙を差し上げました

この空が

このどこまでも澄んだ淡い空が
あなたの街にも広がっているのでしょう

あなたの朝が
幸せであることを心より願っております

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1 個のコメント

  • ここに来るようになってから 毎朝 空を見上げるようになった
    空をみあげ あの人この人を想うようになった
    おとなになってから、何事か起こらないと あの人この人に語りかけるのが 難しくなったけれど ああ、この空は 今 あの人この人に繋がっていて この空を話題に 話が出来るじゃないか

    そんな 空の繋がりの居場所を作ってくれてありがとうございます
    その場所に 一緒に居てくれて ありがとうございます

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