僕らの海

砂を踏みしめると鼻にくる
どこか懐かしいような海の香り

胸に詰まった悔しさを
思いっきり叫んでいた海の香り

初めてきた海のはずなのに
波のつくった浜の模様まで
なんだか似ているような気がした

よく考えてみたら
海はどこかで海と繋がっていて

あのとき僕を濡らした水一滴が
流れてきていてもおかしくはない

よく考えてみたら
僕もどこかで海と繋がっていて

あのとき頬を濡らした水一滴が
海の味を変えているかも知れない

僕の中にも

あの人の中にも海があって

そう考えてみたら

あんなに遠く思えたあの人とも
きっとどこかで繋がっていて

今日を優しく生きられる気がした

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