詩2021.01.10 夜咄頼麦

オムライス

この前は刻みが足りなくて、

にんじんが生焼けになっちゃったから、

今度は細かく刻んでみよう。

この前は味付けが少なくて、

ライスの味がうすくなっちゃったから、

今度は多めにつけてみよう。

この前は余熱を入れすぎて、

たまごがカチカチになっちゃったから、

今度は適度に火を入れよう。

この前よりもいいものに仕上げたい、

そうして出来上がったオムライスは、

どんなお店のものよりも美味しくて、

ちょっぴり自慢したくなっちゃった。

2 件のコメント

孫たちの注文は「おばあちゃんのオムライス」得意なわけでもないので気を良くして作る私もプレッシャーで大変！
６人分のうち、まともに誉められそうな物は半分以下である。私があの世に逝ってから「最後が一番良かったね」と言われるようにまだ努力を続けている、目標は　）らいむぎさんの写真のような中心に斬り込みをいれると二つに開いて半熟卵がトロトロとゆっくり、流れ落ちてくるような、
頃合いの難しそうなオムライスである。