ノンフィクション

夢から覚めることがわかった

だから

澄み切ったふたりだけの海で

楽しかったよ
ありがとうと伝えた

破天荒な旅だったけれど

少しだけ追われる彼女を
運命から連れ出したかった

外車になんて乗った経験はない
あの夢は僕の記憶ではない

だからせめて詩で遺そうと思う

目が覚めると世界は

濃い霧に包まれていた

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1 個のコメント

  • 夢の中にずっと居たいと思うことありますよね

    目が覚めても、続きが見たいと眠りを貪る

    本当に続きが見れることもあるから素敵なのよ

    何かに追われてる彼女を運命から連れ出したかったなんて

    ロマンティックが止まらない ショートドラマを観てるような

    そう、頼麦さんの詩は言葉から情景が浮かぶのです。

    ノンフィクションと聴くと、いっそう想像力が膨らみます。

    目が覚めたら世界は濃い霧に包まれていた

    はぁ~詩人だなあ。

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