秘密基地

一歩一歩を踏みしめて

水に浸かった石渡る

身体が傾かないように

水に浸かった石渡る

運び歩いた椅子開き

いつもの岩場に広げたら

視界全てが滝壺だ

砕き散らせる滝壺だ

小さな木漏れ日差し込んで

飛沫の雨を描き出す

肌寄せる風は涼やかに

火照った身体に心地よい

私がここに居ることは

私と滝壺しか知らない

私がここで聞く音は

他の誰にも聞こえない

ここは私の秘密基地

私の見つけた秘密基地

私がここで見たものは

他の誰にも見られない

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1 個のコメント

  • 素敵な秘密基地を見つけたんですね!
    素敵な詩です♪機会があれば、詠んでいただきたく存じます。

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