波紋
水鏡の傍で揺れる柳の葉は 映る自分に何を思うだろう 芝生をついばむセキレイは ぬかるみに何を思うだろう やるせなく風に吹かれる僕は 溶ける時に何を思うだろう 泡がはじけると波紋が生まれる 泡は波紋を見ることができない だ…
詩
水鏡の傍で揺れる柳の葉は 映る自分に何を思うだろう 芝生をついばむセキレイは ぬかるみに何を思うだろう やるせなく風に吹かれる僕は 溶ける時に何を思うだろう 泡がはじけると波紋が生まれる 泡は波紋を見ることができない だ…
詩
愛しいってなんだろう どうすれば感じられるんだろう それはきっと ほほえましい努力を目にするたび それはきっと 一緒に美味しいご飯をほおばるたび それはきっと 見知らぬ土地で生活を香るたび それはきっと あなたの内側にふ…
詩
とんとんとん Hit the door ころころころ Roll away ぱらぱらぱら Sprinkle sprinkle ぱくぱくぱく Eat and live もぐもぐもぐ Take in the body ぽんぽん…
詩
僕らどうしたら楽しく居られるかな 急ぐ電車でうつむいたり 思わぬ事態に気を揉んだり 愛しい人の涙を見つめたり この人生は楽しいだけじゃないよね 僕らどうしたら嬉しく居られるかな 越え難い差に呆然としたり 権力に溺れる人に…
詩
思い出が悲しいものでも 信じて進んでいくんだ 寂しさを知ってしまって 挫けそうになっても あなたのおかげで強く在れる 一人じゃないと思える わたしの中に生きるあなたに ありがとう ありがとう
詩
淡い桃色に染まる雲を眺める。 かつて大都市を覆った黄色い煙は、いつしか流れ去ってしまった。 傾いた文明の足跡にすら、緑は這い繁っている。 共存の道は、無かったのだろうか。 自然を排し続けた先人に、全てが土に還った今を見せ…
詩
頑バリスギズ 手ヲ抜キスギズ 孤独ニモ人付キ合イニモ耐エル 丈夫ナココロヲモチ 欲ハナク 決シテ驕ラズ イツモデキル分ダケデ生キテイル 一日ニ玄米一合ト サバ缶ト少シノ野菜ヲタベ アラユルコトニ 歩ミヨレハシナイカト ヨ…
詩
かごの掃除をしていたら 空へ飛び立った文鳥さん。 僕より先に巣立つなど 君は大した勇者だね。 もう餌もやれないし 話し相手にもなれないし 君の決断は尊いが やっぱり少しさみしいな。
詩
ふと気づくと 人のアラを探していた 裏の思惑を探ったり 比べて妬んだりしていた どうしてだろうと思って 自分のことを見つめたら 真っ暗な部屋の中に居て 白い天井を見つめてた 重いカーテンを開け放ち どこまでも広い青を見て…
詩
未だ夢を見る街に 天の祝福が降り注ぐ 照らし出された階層は 眼をこすり動き出す 東に映えるこの街に 天の祝福が降り注ぐ きらめき走る日常に 幸いの宿らんことを
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