木の実
こうべを垂れて鳥居をくぐる一歩一歩を踏みしめるどこか世界から切り取られたような爽やかな静寂が身を締める ご挨拶の前に泥を落とすのはなんだか申し訳ない気持ちがして一度鳥居の外に出て広場の隅で足踏みした こうべを垂れて鳥居を…
こうべを垂れて鳥居をくぐる一歩一歩を踏みしめるどこか世界から切り取られたような爽やかな静寂が身を締める ご挨拶の前に泥を落とすのはなんだか申し訳ない気持ちがして一度鳥居の外に出て広場の隅で足踏みした こうべを垂れて鳥居を…
大事に大事にしていたのにあの部屋にわすれてきてしまった 君は呆れて静まり返る 僕は焦って引き返す のれんをくぐって訳をはなすこちらですねと差し出される 君は拗ねてそっぽを向く 僕は必死で君に謝る まだあたたかい手首に君を…
どうしてって聞くとどうしても、と首をふる なにがって聞くとなにも、と眼をおとす あなたにしかわからない気もちがあってそこに僕はいれてもらえない あなたの声をきくかすかに震えている あなたの眼をのぞくふかい悲しみをやどして…
小粒な石が足裏を押す。これらの色とりどりの石はどこからきたのだろうか。荒れる日本海を望む翡翠の海を思う。しかし、今目の前にあるのは遠景に煙を望む不自然な海である。 小柄な頭蓋骨が目に留まる。この風化して黄ばんだ骨はどこか…
おやすみポポ 夜咄よばなし 頼麦らいむぎ 作さく たいせつなものは、すぐそばにあるんだよ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この文章ぶんしょうの著作権ちょさくけんは夜咄頼麦よばなしらいむぎに…
海老のかき揚げ 夜咄 頼麦 作 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いください。 その際、…
下呂の雪風呂 夜咄 頼麦 作 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いください。 その際、こ…
瀬戸の三毛猫 夜咄 頼麦 作 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いください。 その際、こ…
上野の海鳥 夜咄 頼麦 作 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いください。 その際、この…
朝焼けの白猫 夜咄 頼麦 作 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いください。 その際、こ…
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