秋眠
ふと隣を見ると、鴨がうとうとしている。 ポカポカ暖かくて、眠たくなっちゃうよね。わかるよ。 銀杏の木はそろそろ半数が秋色に染まり、冷たい風に揺られている。 今年の秋は無かっただなんて声を毎年きくけれど、それは目を向けてい…
ふと隣を見ると、鴨がうとうとしている。 ポカポカ暖かくて、眠たくなっちゃうよね。わかるよ。 銀杏の木はそろそろ半数が秋色に染まり、冷たい風に揺られている。 今年の秋は無かっただなんて声を毎年きくけれど、それは目を向けてい…
下手くそな夢を描いていこう。 下手くそで、楽しく、笑顔に溢れる夢を。 ひとりよがりになっていた。 自分のことしか見えていなかった。 でも、これからはそれじゃいけないんだ。 だって、僕はもう、 ひとりじゃないからね。
こんなはずではなかった。 片道30分で十分に辿り着くはずの温泉だ。 初めに道を一本間違えただけで、随分と遠くまで来てしまった。 入りって大切だな。 これは今日気づいたのだが、僕は地図の通りに目的地に向かわないから、いけな…
和室でゴロゴロと寝そべっていると、涼しい風が入ってきます。 日中はあれほど暑かったくせに、とんだ様変わりです。 夜遅くにこんばんは。ねむり屋のらいむぎです。 雑草日記は不定期更新…なのですが、最近は無性に書きたい欲求があ…
今日の日記は既にいつもの手帳に書いたのだけれど、書ききれなかったのでこちらにも少し、徒然なるままに書き足します。 タイトルは雑草日記。 脱力感満載で、たま〜に更新していこうかな。 今日はいい日和で、少し遠出をして森林浴を…
出逢い 甘く濃密な時間を過ごした。 十月三日。 役満こそ逃したが、衝撃の一日だった。 東真直との出逢いだ。 実を言うと、彼のことは一年以上前から認識していた。 当時から気になる存在ではあったが、それぞれが同時代の対岸に居…
強風にカテナリー曲線がたわんでいる。 風向は北のようで、こちらの窓には降り込んでこない。 不謹慎かも知れないが、こういった異常時には胸が躍ってしまう。 安地に居る余裕と平凡を好まぬ厄介な性格のせいであろう。 そんなことを…
朝焼けに自らの至らなさを照らされている。 飲酒をすると、人の本性が晒されると言う。 だとすれば、 僕はまだまだ未熟な、臆病で滑稽な人間だ。 太宰先生もこんな思いをしたのだろうか。 出来ることならば、もっと強く、優しく在り…
水辺は既に肌寒い季節となった。 休日などは家族連れも多く、一人者には肩身が狭い。 餌やり禁止の看板の前で堂々と餌を与える子どももいる。 困ったものだが、鳥たちにはご馳走だ。 夕方近くになると次第に風が吹き始め、鴨たちは泳…
掃除はクイックルワイパーに限る。 朝寝坊をして眠い目をこすり、一杯の緑茶を飲む。 ほっと一息をついたら、押し入れから掃除用具を取り出す。 最近流行りの曲を口ずさみながら、板間をスイスイ掃除する。 ついつい止まらなくなり、…
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