味覚

部屋の暗がりに慣れた目に、

あまりに眩しい陽の光。

おぼつかない足取りで、

なんとか行き着いた定食屋。

ふるえる指で券を買い、

人の目気にして腰を下ろす。

運ばれた卵とじ定食に、

味覚を取り戻した嬉しさに、

喜びに、

感謝に、

幸せに、

ただただ泣いてかき込んだ。

味がわかることは幸せだ。

味がわかることは喜びだ。

命をつなぎ生きていく希望だ。

味がわからなければ、

何でも同じ味ならどうだろう。

僕らの食べる気力は失せゆき、

みるみる身体は衰弱し、

そうして限りなく死に近づく。

僕らは味覚に感謝して、

一食一食を有り難く楽しもう。

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1 個のコメント

  • 口から食事が出来なくなると本当に生きる気力が無くなり衰えていくんです。

    「食」に対する意識を大切にすること、
    つい忘れがちだけれど「生きる」に繋がる事ですね。

    わたし自身、5年ほど前に腸を切る手術を受けて術後は5日くらい水しか飲めなかったんです

    胃が空っぽになって数日後、初めての食事は全粥。
    お米の粒がほとんどないけれどお粥の輝きと美味しさは今でも忘れられません。

    食べられる事への感謝。
    生きることへの希望ですね。

    健康でなければやりたい事ひとつ出来ないから。
    心身共に健やかでありたいですね本当に。

    最近は新緑の景色の中、歩くことが心身の浄化に繋がる気がしています。
    風が吹いて木々が揺れるとその音に耳を傾けてみる。
    空の色と雲の流れも毎日違っていて見とれてしまう。

    日記ラジオを聴きながら首の体操(頚椎が弱く神経に作用してしまうので)をする。

    余裕があればマットや布団の上でヨガをする。
    健康と安眠の為のルーティン。

    少しの時間でも毎日続けるのは生活のリズムを整えるのには良いのかなと思いながら。

    温泉やサウナも行きたいですけれどなかなか…。

    整体のお話、面白すぎます…笑

    自分に合うものを見つけるのが一番ですね。

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