埋葬
小鳥が一羽なくなった まだ温かい身体を運び 柿の木の下に埋めてやった 盛り上がった土と 据え置いた石とを見つめていると 心に浮かんでいるものが 哀しみだけではないと気づいた そこには 罪の意識と 解放感とが混ざっていた …
小鳥が一羽なくなった まだ温かい身体を運び 柿の木の下に埋めてやった 盛り上がった土と 据え置いた石とを見つめていると 心に浮かんでいるものが 哀しみだけではないと気づいた そこには 罪の意識と 解放感とが混ざっていた …
あなたは人から離れては 価値観違いと言うけれど そんなの当たり前でしょう 違う人間なのだから あなたが人に近づいて うまくいかなかったのなら こう表現すべきでしょう 歩み寄れなかったのだと
鮮やかな緑も落ち着き、快い気候になった。表から裏へと部屋を通り抜ける風が爽やかだ。非日常を経て新たな日常が始まった今、久方ぶりに筆を取ることにした。書く余裕もなく奔走した日々、ひとまず走り終えた所感である。 先日、付き添…
常夜とこよの郵便ゆうびん 夜咄よばなし 頼麦らいむぎ 作 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この文章の著作権ちょさくけんは夜咄頼麦に帰属きぞくしますが、朗読ろうどくについての著作使用しよう権は解放かいほうしております。…
久々に詩と向き合うと なんとも言葉が出てこない 久々に身体を動かすと なんとも動きがぎこちない 日々触れないと錆びるのに 僕らはなかなか触れない 自分の好きなことくらい 目のつくように置いとこう ある日とつぜん前ぶれなく…
どこで過ごすかではなくて だれと過ごすか考える なにを贈るかではなくて だれに贈るか考える どこに向かうかではなくて だれと向かうか考える なにを綴るかではなくて だれに綴るか考える
今見つめているこの空は 誰かが護って暮れたから ああ こんなにも紅々と 愛がにじんでいるのかな 今見つめているこの川は 誰かが護れず泣いたから ああ こんなにも蒼々と 哀をたたえているのかな 誰かの想いが形を成して 世界…
しじみの恩返し 夜咄 頼麦 作 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使…
さるかに合戦 夜咄 頼麦 作 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使い…
蜜柑の皮 夜咄 頼麦 作 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 この文章の著作権は夜咄頼麦に帰属しますが、朗読についての著作使用権は解放しております。YouTubeでの朗読、声劇、そのほか音声表現活動などで自由にお使いくだ…
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