青空
当たり前に広がっているこの空は、 雲ひとつなく澄み渡るこの空は、 決して当たり前の空じゃないんだ。 敵意に曇った日もあれば、 悲しみに泣いた日もある。 誰かが誰かの幸せを望んだから、 どこまでも澄んだこの青空が、 僕らの…
詩
当たり前に広がっているこの空は、 雲ひとつなく澄み渡るこの空は、 決して当たり前の空じゃないんだ。 敵意に曇った日もあれば、 悲しみに泣いた日もある。 誰かが誰かの幸せを望んだから、 どこまでも澄んだこの青空が、 僕らの…
詩
朝起きて、 コップ一杯の 水を飲む。 朝起きて、 カーテン開けて 陽を浴びる。 ほらきっと、 わくわく楽しい 日になるよ。
詩
こうすれば、こうなる。 ああすれば、ああなる。 そればっかりではいけなくて、 自分にしかないやり方を、 それぞれが、 探していくしかないんだね。
詩
冬の曇り空を前方に眺めながら、 草緑のアーチを安堵してくぐった。 閑散とした車数に特別感を覚え、 束の間の理想郷に胸を高鳴らせた。 貸し切りのディナーも、 秘密の交換会も、 作り過ぎた朝の食事だって全て、 あの日みた満点…
詩
頭の中が散らかると、 お部屋の中も散らかってくる。 頭の中がスッキリすると、 お部屋の中もスッキリする。 だけど、あれ?もしかしたら、 お部屋が散らかると、 頭の中が散らかって、 お部屋がスッキリすると、 頭もスッキリす…
詩
宵闇を滑る船体の前方に、 船旅を導く堤防の灯りが見えてきました。 お届けしておりますこの声が、 あなたの夜の孤独を優しく包む、 穏やかな一筋の光となりますように。
詩
酎ハイというものは手っ取り早い。 ガツンと酔うことができる。 その点日本酒というものは上品だ。 じわりじわりと酔っていく。 仄かな痺れを舌で転がし、 今日の自分を褒めてやる。 幸せを噛み締めるに最高の相棒さ。
詩
うちのご主人はいつまでも子どもだ。 いい歳してボクを使って遊んでいる。 意味もなく部屋を探検させたり、 他の文房具と決闘させたりする。 まったく、くだらねぇよな。 | ボクらは消すために生まれてきた。 身を削り働くために…
詩
額に柔らかな温かみを感じる。 スネにあたる温風が心地いい。 ふわりふわりとまどろむうち、 心安らかに眠りに落ちていく。 これだけの年月を生かされて、 今思い浮かぶのはどうしてか、 幼い頃の記憶ばかり。
詩
もうすぐ節分やってくる。 その日のために買った寿司。 あまりに美味しそうなもんだから、 冷蔵庫から出してみて、 いやいやダメだと戻す日々。
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