水仙
澄み切った碧い海を望む斜面に 頭を垂れてほの甘い香りを放つ 儚げな水仙を思う あの時に香った花々は また季節を一巡りして 遠い越前の国で誰が為でもなく 風に揺られ咲いているのだろう
澄み切った碧い海を望む斜面に 頭を垂れてほの甘い香りを放つ 儚げな水仙を思う あの時に香った花々は また季節を一巡りして 遠い越前の国で誰が為でもなく 風に揺られ咲いているのだろう
この前は刻みが足りなくて、 にんじんが生焼けになっちゃったから、 今度は細かく刻んでみよう。 この前は味付けが少なくて、 ライスの味がうすくなっちゃったから、 今度は多めにつけてみよう。 この前は余熱を入れすぎて、 たま…
世界を見渡すほどの高さから 孤独の寒さに生まれ落ちた 気づいた頃には仲間とともに 白く染まった大地を目指す . そのうちやさしい陽に当たり その姿を柔らかな雫とした 大地に染み入り巡りながれて 新たないのちの源となった …
世界はどうにも変わってしまう あの一瞬の踊りと音楽も 今は無き熱狂となってしまった 懐かしむだけで日が暮れていく でも 世界が変わろうと変わるまいと 同じ一瞬はいつだって来ない なら そんな変わってしまった世界で 同じ変…
自分はこれしかない そう言い切れる人も素敵だ 一つのものに情熱をかける 命を燃やす生き方に憧れる けれど なんとか生きてきましたと そう言い微笑むあなたにも じんわり温めてくれるよな 優しい炎が宿ってる
その者は 山のてっぺんに手をかけて ただの一言感謝を述べた 仲間の無念も声援も 全てしょいこみ成し遂げた その裏で 仲間の想いを引き継ぐなら 皆に夢を見せようと ただひたすらに研鑽し たゆまぬ努力を積み上げた
子どもも大人も 近づいたり離れたり 互いにちょうどいい距離を 見つけながら生きていく 近すぎても 遠すぎてもいけない 互いにちょうどいい距離が 僕らの間にあるはずだ 子どもも大人も 一人で生きてゆかれない 互いに心地よい…
僕らの胸に物語があれば きっと誰かを思いやることができる 僕らの胸に物語があれば きっと誰かの気持ちに寄り添える 心の豊かさとは 秘めた物語の量質だ 本でもいい 映画でもいい 音楽でも 歴史でもいいんだ 今だからこそ胸に…
文化の芽吹く予感がする 降り積もる雪に押さえつけられていた たくさんの若く力強い 文化の芽吹く予感がする でもそれは 寒い冬を乗り越えた者にしか 目にすることができないんだ 僕らはこの冬を乗り越えて 新しい文化を迎えにい…
皆が必死に生きる世界の中で できることを考え続けたんだ できることを行い続けたんだ それは自粛だったかも知れない それは仕事だったかも知れない それは家事だったかも知れない それは物語だったかも知れない この一年で取り組…
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