滑稽
ふと歩きたいと思い立ち ダウンとマスクと家の鍵 寝癖隠しの帽子をかぶる。 | ドアを開けると冷たい雨 一瞬の躊躇はしたものの 負けるもんかと歩き出す。 | 道吹く風はあまりに寒く つまらぬ意地を後悔する。 それなら急いで…
詩
ふと歩きたいと思い立ち ダウンとマスクと家の鍵 寝癖隠しの帽子をかぶる。 | ドアを開けると冷たい雨 一瞬の躊躇はしたものの 負けるもんかと歩き出す。 | 道吹く風はあまりに寒く つまらぬ意地を後悔する。 それなら急いで…
詩
先頭でバトンを受け取って、 少年は懸命に走った。 先頭でゴールをするために、 少年は懸命に走った。 でも途中でバトンを落とし、 後の皆に抜かれてしまった。 面目のなさに視界はぼやけ、 転んだ脚もひどく痛んだが、 それでも…
詩
朝ぬくいものを飲む。 お昼休憩に詩を読む。 人の声を聴いて寝る。 そんな時間が確かにあって、 忙しい日々に忘れてしまう。 心がじんわり温まるような、 心がホッと落ち着くような、 そんな、ささやかな時間を、 一日の中に少し…
詩
あらゆる無数の可能性の中で あの瞬間共に在ったという奇跡が どれだけの光であることか。 いつまでも色褪せることのない ただ心通わせる時間が どれだけの光であることか。 手を伸ばしても得られないものが いつの間にかそこにあ…
詩
得ることは 失うこと。 得たものの形に合わせて 心の形も変わっていく。 一つ一つ別の形でできた パズルのピースのように 失って変わった心の形は 簡単には埋められない。 初めて得るものを大切に 大切に。
詩
幼き日の母親は 美味しくなれ美味しくなれと 想いを込めて研いでいた それを真似した少年は 美味しくなれ美味しくなれと 想いを込めて研いでいた そして時代は移りゆき お米を研ぐ必要はなくなった 便利になるのはいいけれど お…
詩
あの日の善い行いを忘れない。 友人の心の痛みを見かねた いじめっ子との取っ組み合い。 おばあさんの落としたものを 手伝って拾ったお礼のいちご。 それと同じだけ あの日の心の悔いも忘れない。 道端で倒れ込むおじいさんに 駆…
詩
長旅の疲れを癒そうと 調べて辿り着いたのは 普段は絶対に入らない 小さくお洒落な珈琲店。 その日に入荷したゲイシャ種を せっかくだからと淹れてもらう。 由緒正しき品種だそうで じっくりじっくり淹れてもらう。 やっと出てき…
詩
あそこにパンが落ちてるよ こちらにタネ撒く人いるよ 私はパンを食べたいな 僕はタネを食べたいな 二人はどちらも譲れずに ずっと仲良くとまってる どこにも行けずとまってる
詩
自分を満たすということ それは 誰かを満たすということ
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